アフターレポート from FMちゃお vol.12 

 

令和6年1月20日(土)

 

 

 リズム@プリズム レポートpart1! 

 「夢幻の舞 望郷のうた」初稽古&みんなの“たんすのこやし”展 

 

 

1月20日(土)午後1時よりプリズムホール地下1階 リハーサル室にて公演「夢幻の舞 望郷のうた」(2月24日(土)・25日(日)小ホールで開催)の初稽古が行われました。

 

 「リズム@プリズム」とは? 

 

赤ちゃんから人生の大先輩まで、いろんな身体や心を持った市民が、心をひとつに創り上げるダンス作品シリーズです。

これまでプリズムホールならではの作品としてものづくりや、自然、河内音頭など、八尾の魅力をテーマにしてきました。

 

今回は「まちで魅了する舞台」シリーズとコラボして、謎多き八尾のヒーロー・道鏡を描きます。

 

 いよいよ初稽古! 

 

「夢幻の舞 望郷のうた」は、八尾に生き続ける道鏡の魂、ループする生命を描く、アライブペインティング×ダンス×音楽が響き合う壮大な八尾の歴史スペクタクルです。

 

※アライブペインティング…今回公演で関わってくださる中山晃子さん独自の、液体から固体までさまざまな材料を相互に反応させて絵を描く手法です。

 

この日の初稽古には、応募で集まった市民出演者のうち7人と、今回の作品の演出・振付を担当される、なにわのコリオグラファーこと北村成美さん、そしてミュージシャンとして活躍中で今回演奏とダンスを担当される上沼健二さんがいらっしゃいました。

 

北村さんが「先生じゃないよ 私の事はしげやんって呼んでね!」「じゃあ上沼さんはけんけんで!」と呼び掛け、参加者同士もニックネームで呼び合うなど、北村さんが作り出す自由でリラックスした楽しい雰囲気でスタートしました。

 

中央がしげやんこと北村成美さん。

 

稽古では、まず北村さんが伝えたイメージをもとに出演者に動いてもらいます。

北村さんは出演者の動きからインスピレーションを得て、それを大きく表現しダンスに変えていくのです。

そしてその出演者のダンスを見た北村さんは、さらに動きを変化させ、全体のダンスを構成していきました。

出演者たちの動きを観察した北村さんには、次にどんな動きをするべきなのかが見えておられるようで、プロの振付師のすごさに驚きました。

 

   

 

出演者の年齢層は幅広く、小学生・中学生から70代の方までいらっしゃいます。

それぞれに違う出演者の身体の動きを見て、必然的に且つ自然に無理なく出演者全員ができるダンスでありつつも、道鏡と八尾で生きた人々の生き様を体現するものとなっていました。

 

 

 

途中、上沼さんがバウロンと呼ばれる片方だけに皮が張られた手持ち太鼓を叩き、小気味いいリズムの中で初日とは思えない一体感に包まれた稽古となりました。

 

 市民から集まった“たんすのこやし”は… 

 

その後衣装のフィッティングが行われました。

 

今回の舞台で使用される衣装はプリズムホールで1月4日(木)から公開展示・引取が開始されている「みんなの“たんすのこやし”」で集まった衣服です。

 

プリズムホール3階回廊ギャラリーで展示しています。

 

 

「みんなの“たんすのこやし”」は、外出着として再利用できる汚れ・破れのない衣料品をプリズムホールにお持ちいただき、集まったたんすのこやしを展示・気に入れば引き取れるというものです。

 

 

出演者の皆さんは各ご家庭から集まった大量の服の中から自分に合うものを探していきます。

洋服・和服を組み合わせることはもちろん、ズボンを腕に通し、チョッキを腰に巻きという風に、着こなし方は自由で、個性的な衣装が出来上がっていきました。

衣装の仕上げは、有志で集まった裁縫に腕に覚えのある方々が手掛けられます。

 

 

この日は衣装が決まった方から帰宅という形で稽古は終了しました。とても濃い4時間でした。

 

 充実した初稽古が終了! 

 

初日ながら、ダンスを見ているだけでも名作になるという予感がしました!

アライブペインティングや音楽が融合したとき、どのような舞台芸術となるのかとても楽しみです!!

 

公演は2月24日(土)・25日(日)。ご来場お待ちしております!