アフタレポート from FMちゃお vol.9
10月9日
高安薪能
毎年この時期に開催されている「高安薪能」。今年も八尾市神立にあります玉祖神社で厳かに行われました。
高安地域と能の関わりは深く、能楽ワキ方・大鼓方の「高安流」発祥の地と伝わり、人気曲の「井筒」「弱法師」のほかにも八尾・高安にゆかりのある能楽作品がたくさんあります。
そんな「高安能」は地域発展・文化継承を引き継ぐ活動として十数年継続されており、
令和3年度から、「高安能」を八尾市の伝統文化として次世代に継承発展させるため、
やお発高安能未来継承プロジェクトとして高安能未来継承事業推進協議会と八尾市文化会館((公財)八尾市文化振興事業団)がともに事業を行われています。
雨が降る中、火入れ式が始まります…!
午後5時頃から、火入れ式の神事が行われました。大松桂右八尾市長をはじめ主催者、来賓の方々、玉祖神社氏子の皆さんが、薪能の安全祈願をされました。
神火により薪に火が移ると、雨の中パチパチと勢いよく炎が上がりました。
いよいよ高安薪能の始まりです。
いよいよ仕舞「井筒」「弱法師」、能「紅葉狩」へ!
当日プログラムと出演者は
仕舞「井筒」山田薫「弱法師」藤井丈雄 地謡:林本大、今村哲郎、伊藤裕貴
能「紅葉狩」 シテ 山中 雅志、ワキ 原 大 他 でございました。
拝殿には紅葉と華やかな衣装の登場人物。
物語が進むにつれ、鬼との一騎打ち…とスペクタルに富んだ話は時間を忘れるほどの楽しさでした。
お写真でも当日の様子をお届けいたします!
今回の雨は、物語の演出のようで…☔ 鬼を退治すると雨も弱まりました。
伝承の地で味わう能楽、パチパチと響き灯りが暗闇に浮かぶ玉祖神社の雰囲気、雨と共にみなさま楽しまれました。