平成29年度(平成30年度公演)
八尾プリズムホール演劇助成事業
Prism Partner’s Produce
採択公演発表
八尾プリズムホール演劇助成事業 Prism Partner's Produce とは…
関西演劇界を拠点とする魅力的で、優れた活動を行う個人または団体の公演活動を支援し、 地域住民への新たな舞台芸術の鑑賞機会を広げることで演劇による地域の活性化をはかることを 目的として実施します。 演劇などの舞台芸術活動を行う個人もしくは団体の作品創造と八尾市文化会館プリズムホールでの 作品上演に対して公益財団法人八尾市文化振興事業団が助成をします。 今年度も沢山の劇団からご応募いただき、厳正なる審査のうえ、平成30年度に実施する採択公演が決定しました。■採択団体(2作品)
◆ iaku 新作「タイトル未定」 ◆ サファリ・P 「悪童日記」 八尾プリズムホール演劇助成事業 Prism Partner’s Produce(以下PPP)第7回目となる今回も、 前回に引き続き意欲的でオリジナリティのある作品が集まった。 審査員の協議を重ね、【当事業の目的と審査の視点】(下欄参照)に合致する2団体(2作品)を採択した。■審査の講評(採択団体)
◆iaku
社会の問題を会話劇で描く劇団であり、近年では活動を全国に広げ着実に各地で成果を収めてきている。 今回は2回目の採択であり、前回採択時の新作作品も功績を残したことから、今回の新作での応募にも期待が高まった。 一方、提出された企画書がまだ素案にすぎず、企画の荒さや内容の強引さが見受けられた。 現代社会でも重要視されているテーマだけに、流行のものとして描くのではなく、より素案を緻密にブラッシュアップしてほしい。◆サファリ・P
申請作品の「悪童日記」は初演時に高評価を得た公演の再演で、分野を超えたアートとしての芸術性の高さが魅力である。 ただ、今回の申請において企画書では舞台空間を活かした演出の構想や効果が見出されなかった。 再演するにあたってさらなる内容の深まりや、プリズム小ホールならではの新たな演出のアイデアを見せていただきたい。 <八尾プリズムホール演劇助成事業Prism Partner’s Produce 審査員> 立花恵子・西川信廣・畑 律江・福本年雄・大久保充代【当事業の目的と審査の視点について】
事業の目的:関西演劇界でこれから期待される団体・個人に支援し、それら団体・個人の上演によって、演劇による地域の活性化を図る。
・今後関西演劇界を牽引する力のある団体
・地域の演劇鑑賞者の拡大、育成に一役を担える団体
・プリズムホールへの事業のつながりが期待できる団体
審査の視点:1.対象公演が魅力的(①オリジナリティがある、②作品の質が高い、③新しさ・意外性がある、④工夫がなされている)で、⑤実現性(予算の妥当性)があるか。
2.団体・参加メンバーの今後の活動への期待度はどうか。
(①将来性、②今後の注目度合い、③八尾でのワークショップへの参加レベル)
審査総評のダウンロードはこちら⇒平成29年度(平成30年度公演)審査総評