令和二年度(公社)全国公立文化施設協会主催 西コース「松竹大歌舞伎」製作発表レポート

 

 八尾市文化会館では4月24日(金)松竹大歌舞伎公演にて、『正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)』と、『義経千本桜』「木の実」「小金吾討死」「すし屋」を上演いたします。

 

 それに先駆けまして、令和2年2月18日(火)令和二年度 『(公社)全国公立文化施設協会主催 西コース「松竹大歌舞伎」製作発表』が第一ホテル東京で行われました。

 

 このたびの製作発表で、『義経千本桜』でいがみの権太を勤める片岡仁左衛門さんより、次のご挨拶を頂戴しました。

 

 「巡業、とても楽しみにしています。というのも、この巡業公演というのは、東京・大阪・京都などの都市の劇場に足を運ぶことが

 難しい方々にもご覧になっていただける機会だからです。私たち歌舞伎俳優は、先人たちが残してきた芸を受け継いでいく使命があ

 りますし、そのためには、歌舞伎を見たことのない方々にも初めてご覧になっていただき、ファンを増やしていくことが大切だと思

 っています。今回自分が演じる『義経千本桜 すし屋』は様々な愛が感じられる作品。親子愛・主従の愛・義理人情などを強く感じ

 られるので、そこが見どころだと思います。「あぁ、観に来てよかったなぁ」と感じていただけるように精一杯勤めて参りたいで

 す。」

 

 また、以下のようなアピールポイントもお聞きできました。

 

 「多くのお客様に楽しんでいただくよう、わかりにくいところをカットし、回りくどいところを端的に説明するなど、台本をずいぶ

 ん書き換えています。義太夫の丸本と、従来歌舞伎でやっている台本を、もう一度練り直しています。自信作です。」

 

 人間国宝 片岡仁左衛門さんによる感動の名舞台をぜひお楽しみください!!

 

 公演情報はこちら

 

 製作発表の内容はこちらでもご覧いただけます。歌舞伎公式総合サイト「歌舞伎美人(かぶきびと)」はこちら