”生の舞台の感動をこどもたちに伝えたい”という思いで、
プリズムホールがいちからつくる演劇作品プリズムチャームプロダクションシリーズ。
今回で、5年目のシリーズ開催です!
昨年の同シリーズ「大どろぼうホッツェンプロッツ」で、作・演出をつとめ、八尾の子どもたちに笑いと感動を巻き起こした佃典彦さん(B級遊撃隊)を作に、佃さんとこれまで数々の作品を生み出してきた松本祐子さん(文学座)を演出に迎え、また関西を中心に、東京や名古屋からキャスト・スタッフが参加し、子どもはもちろん、大人の方も楽しんでもらえる作品です!
このページでは、稽古場の様子などをお伝えしていきます。
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ものがたり
小学生の信田ユイは、実は人間のパパとキツネのママの間に生まれた女の子。
ユイも不思議な力を持っている。家にはいつもキツネの親戚たちが出入りして、“とっても”にぎやか。
そんなユイの家に、大阪・八尾のパパの実家から古くて立派な鏡台が送られてきた。
・・でもこの鏡台、なんだか“ただの”鏡台ではないみたい・・
しかも鏡台と同時に八尾からパパの方のおばあちゃんが突然やってくることになった。
たいへん!八尾のおばあちゃんはママがキツネだということも、
キツネの親戚がうちにいっぱいいることも知らない。
信田家、大ピンチ!
web稽古場日誌(2週目)1月19日(火)~ はこちらへ
web稽古場日誌(3週目)1月26日(火)~ はこちらへ
web稽古場日誌(4週目)2月2日(火)~ はこちらへ
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1月14日(木)稽古はじめ
プリズムホールリハーサル室にて稽古スタート!
今日から、月曜の休館日以外は毎日稽古です!
キャストとスタッフ、そして公演づくりをサポートしてくださる市民稽古場サポーターさんの顔合わせの後、
はじめての台本の読み合わせをスタート。
台本では、地元八尾の大阪弁で書かれたセリフもたくさん出てくるのですが、
大阪以外の出身俳優さんには少々難しそうですが・・本番での大阪弁に乞うご期待!
台本の読み合わせ後、演出の松本さんとスタッフさんが打ち合わせ。
写真は美術の打ち合わせ中の様子。
今回のお芝居では、信田家のキツネのママの親戚たちが不思議な力を発揮しまくったり、
鏡台の中に誰か住んでいたりと奇想天外な場面が盛りだくさんのため、
セットにはとても巧妙な仕掛けが要求されます。美術プランナー柴田隆弘さんのセットも楽しみです。
(公演担当 井上)
1月15日(金)稽古場サポーターさんの活躍
今日は稽古場サポーターさんの活動についてご紹介。
公募で集まってくださった市民稽古場サポーターのみなさん。こんな活躍をしてもらっています。
写真は小さいですが、毎日の稽古をレポートする「稽古場日誌」。
サポーターさんにお願いしているお仕事のひとつです。
今日は、絵がめっちゃ上手なHさんにより、テンションのあがるイラストが描かれています!
この稽古場日誌(ペーパー版)はまたホール内に展示したいと思います!
「鍋とフライパン」
演出の松本祐子さん、キャストの細貝光司さん、鈴木亜希子さんは
この公演のために東京からきてもらっていてプリズムホールの近くで住んでもらっています。
みなさん自炊されるため、プリズムホールにある鍋だけでは足りず、サポーターMさんがご自宅にある鍋とフライパンを提供してくれました。
助かります~
サポーターさんの活躍ぶりも、随時レポートしていきます!(公演担当 井上)
1月16日(土)ラジオ体操第一っ!
今日のウォーミングアップは、みんなでラジオ体操です。
第1・第2の両方すると、それだけで汗かきますね・・
劇中でも、鈴木亜希子さん扮する信田家の娘ユイちゃんがラジオ体操をするシーンが
入る予定です。そのシーン、実は物語では一番こわーいシーンだったりします・・
さて、昨日舞台監督さんによって、リハーサル室に”ばみり”が施されました。
本番を行うセットの実寸に合わせてテープを貼っています。
黄色い線がセットの外線、手前に見えている黒線はドアの線です。
稽古前に、明日午前中に行うワークショップの打ち合わせを細貝光司さん、鈴木さんとしました。
キツネのおじいちゃんが登場するはじめのほうのシーンを参加者と演じてみることにしました!
(公演担当 井上)
1月17日(日)こどもたちと俳優ごっこワークショップ
今日は、午前中に応募してくれた子どもたちに「鏡の中の秘密の池」の一場面を演じてもらうワークショップを行いました。
講師は細貝光司さんと鈴木亜希子さん。
最初の約1時間は、みんなの緊張をほぐすため「シアターゲーム」と呼ばれるコミュニケーションのトレーニングになるゲームから。
俳優さんたちも芝居の稽古に入る前に、お互いの距離感を縮めるために取り入れているゲームです。
初対面同士の子どもたちも15分くらいで和気あいあいとした雰囲気に。
ゲームののち、これから演じる場面がどういう設定なのか細貝さんが説明。
細貝さんが紹介しているのは、舞台の1/30の模型です(美術:柴田隆弘さん作成)
そして、台本を手にもって演じてみました。
前半のシアターゲームの効果で、みんな実にお芝居の中で自然に絡んでいます!
細貝さんは、公演で演じられるパパを演じています。
プリズムホールで行う、1~2回で完結する演じてみるワークショップは写真のように台本を手に持ってお芝居をするので、セリフを覚えて!というプレッシャーはありません。
今後開催するときはお気軽にご参加ください。
参加者の中に、すでに演出の松本祐子さんや、キャストでこのワークショップの講師の細貝さんと鈴木さんが所属する
文学座の付属研究所に入りたいという熱意のある中学3年生の方がいらっしゃいました!
狭き門ですが、ぜひがんばってほしいです。 (公演担当 井上)